リーダーに必要な素質とは
40代ともなれば、何かと人の上に立つ機会が増えてきます。
かく言う私も、職場でリーダーを任されています。
(関連記事⇒苦手なことも学びの一つ)
ただでさえ、私は人の上に立つのが苦手なのに、勤め先ですから上(女将さんや旦那さん)がいて、下(同僚や後輩)がいます。
アルバイトなのに、まるで中間管理職のようです。
身が細るような思いで慣れないリーダー役を勤めているので、日々「よきリーダーであるにはどうしたらいいのだろう?」と試行錯誤しています。
リーダーの素質って?
そんな折、「ホンマでっかTV」(4月8日放送)で、リーダーの素質について語られていたので、記事にしますね。
『目立たずに存在感を出したい人は、リーダーの素質あり』なんですって。
リーダーとして重要なことは、目下の人に寛容であることだそうです。
それは、自分の上の人間が寛容であれば、下の人間はその人を恐れる傾向があるからと言っていました。
それから、企業などのトップについている人の共通点は、「目立たないで謙虚」なんだそうです。
人は、重要な場面で実力を出す人物にはリーダーシップを感じるんですって。
私は、目立ちたくないし、存在感もあまり出したくありません。
ただ、認めてもらえるのは嬉しいし、頼られるのは悪い気はしません。
目下の人に寛容かどうかは、どちらかと言うと寛容かも・・・。
重要な場面で実力を出しているかどうかは、他人の目でしかわからないことなのでね~、どうなのかなぁ?
あなたは、リーダーとしての素質はありそうですか?
私って、リーダーとしてどうよ?
昨日の、職場でのエピソードをご紹介しますね。
67名の宴席があって、仲居は6人で担当をしました。
いつもより多い人数のため、座椅子は足りないし、座布団も足りない、そしてお膳も足りない状況でした。
その為、倉庫から出してきて用意したんです。
いつもよりてんやわんやの状態でした。
準備は、いつも協力しつつ手分けして行っています。
そして、自分が担当したところは、最後まで責任をもって遂行することになっています。
なんとか滞りなく済んだと思っていたんですけどね~。
ところが、お膳の準備が終わって着物に着替えている最中に、女将さんがお部屋の準備がどんな具合か確認にきて、「栞ちゃ~ん、ちょっと・・・」と私を呼びました。
まだ着替えはじめたばかりの私は、「は~い」と大声で返事をしてから、着物をさっと羽織り、腰紐を一本締めた状態で広間にすっ飛んで行きました。
すると、ダメ出しが・・・。
まず、お膳とお膳の間が狭すぎるので、全体的にもう少し間隔を広げてという指摘を受けました。
本当は、50人くらいが限度なんです。
それを、無理して67名分の席を作ったので間隔が狭くキチキチでした。
私は、着替えの途中だったのでさっさと着替えを済ませてから直したかったのですが、着物を着ないAさんと女将さんとでお膳の間隔を直し始めていたから、私もやらざるを得ない状態でした。
そうしたら、また女将さんが私を呼びました。
「ここ、グラスが置いてないよ。それから、ここだけ座布団が出てないし」
「こういう最初からミスがある日は、他にもいろいろ出てくるからね。ちゃんと見てね」
皆まで言わなかったけれど、女将さんが言いたかったのは、「リーダーであるあなたが(私のこと)、最後に全体の確認をして、管理監督しなきゃいけないよ」ということだったと感じました。
昨日は、女将さんが所用で宴席が始まる頃には出かけることになっていましたから、いつもより私の負担が大きくなりました。
しかし、私に託して女将さんは出かけられたのだから、私がしっかりしなきゃと気を引き締めて奮闘しました。
その姿を見て、古株だけどたまにしか入らないAさんは、「率先して動くのではなくて、指図して動いてもらったほうがいいよ。じゃないと全体が見えないよ」とアドバイスをくださいました。
つい、私、自分が動いてしまうんですよね~。
リーダーは俯瞰しろ!
リーダーは、一歩引いたところで全体を見て、人を動かすことも役割の一つだと学びました。
つい、いそいそと動いてしまうのも、考えものですね。
では、また~。
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