あれ?帯が結べない。ショック!
今日、一年ぶりに着物を着ることにしました。
断捨離中に久しぶりに目にして、捨てるか残すか迷ったから。
それは、ポリエステルの着物なんですけど、21歳くらいの時にはじめて自分サイズに仕立ててもらったもの。
高価なものではないけれど、私にとっては思い出の品です。
トキメクか否かでの判断ができず、着るか着ないかでは「せっかく出てきたのだから、着たい・・・」になり、迷ってしまいました。
それに、最近に急激に太ってしまったので、もしかしたら身幅が足りないかもしれないと心配でした。
着ると言っても、着られないかも・・・。
そこで、「じゃあ着てみよう!」となったのです。
押入れを整理した時に、分散して収納されていた(押入れに押し込められていた)着物や着付け小物を、いつでも着られるように収納し直していたので、「収納し直して良かった。こんなに早く役立つなんて」と自分の功績をたたえ、早速一式用意しました。
そして、「久しぶりに着物を着られるなんて、嬉しいわ」と小躍りしたい気分で着付けを始めましたよ。
実際に着てみると、心配していた身幅もOKでしたから「どうしよう、着られるのなら残しておきたいな」と執着心が出てきました。
鏡で見ても、「今着てもおかしくないな」と感じましたしね~。
ところが、問題が発生!
帯を結ぼうと名古屋帯を手に取ってみると、「あれ?手をどう掛けるんだったかしら?」と最初の時点でつまづいてしまいました。
もうね、ショックです。
「たった一年着ていなかっただけで、どうして分からないの?」と。
私は2年9ヶ月料亭で仲居をしていて、着物が仕事着でした。
いつも、スッスと着て、帯だって手の感覚でだいたい形が作れていたのに・・・。
お店が閉店したのは、2016年12月です。
2017年のお正月に自宅で着物を着て以来、一年一ヶ月着ていません。
体が覚えていると思っていました。
それなのに、「あれ、あれ?」となってしまったので、本当に慌てましたよ。
そこで、「このままじゃ嫌だ」と思い、お店に勤めはじめた時に、ユーチューブを見ながら自宅で練習をしていたのを思い出したので、その時の動画を開いてみました。
おかげで着付けを再開することができましたよ。
ただ、帯が短い(私が太った)ので、丁度よい位置に柄が出ず苦戦しました。
それに、腕が思うように上がらず、帯枕を当てて背中に載せることがなかなかできなくて、汗が出てくる始末。
それでも、帯が結べないというのが悔しくて、何度も結び直しました。
なんとか形にできたのが、着付けを始めて1時間経ってから。
「やれやれ」です。
無事に着ることができて良かったわ~。
そして、こんなに苦戦したので、これからは頻繁に着物を着ようと心に誓いました。
だって、料亭に勤めていた時は、15分くらいで着ることができていたのです。
再びそれくらいで着られるようになりたいし、お気に入りで残したいと思った着物が何枚もあります。
それに、今日着た着物も、オーダーメイドなので丈はピッタリだし、太ったけれど身幅もなんとかOKですから、残したい気分になっています。
せっかくだから、着ないと着物が可哀想だもの。
断捨離がきっかけで、久しぶりに着物を着て良かったわ~。
帯の結び方を忘れていることに気づけたし、腕が上がらないという老化にも気づけました。
本当に、良かった良かった♪
では、また~。
今日着た着物と帯
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