たとえ愚かでもいい、気が済むまで「好き」でいよう
気にかけてくださる方がいるので、久しぶりに主治医の先生とのことを書きますね。
※シリーズ<主治医の先生に恋をする>
お医者さんに片思いしていることを綴った記事、「愚かな恋の物語」を書いたのが、2015年3月16日のこと。
そして、片思いを続けたままの状態は精神衛生上よくないかなと思い、2016年6月に、お手紙で先生に想いを告げました。
内容は、
- 先生に恋をしています。そんな自分に手を焼いています。
- 先生は、お仕事として私に接してくださっているのだと承知しています。
- それでも、そこに先生の思いやりや優しさが感じられましたから、嬉しかったし心が温かくなっていました。
- 気持ちの整理ができないので、先生、諭してください。
こんな内容で便箋2枚くらいにしたためました。
その後の診察時に、先生は何も仰ってくださらず、私は言葉にできず、その手紙のことに触れないまま時が過ぎています。
崖から飛び降りる気持ちで想いを伝えたのに、何も仰ってくださらなかったことがショックでした。
煩わしかったのかな?
私は、先生が主治医として声がけをしてくださると信じていたので、無視されたと憤慨しました。
でも、その思いを伝えられなかったのです。
憤慨したことで気持ちが冷静になり、恋心が少し醒めました。
私は、生活保護を受けています。
主治医の先生から市役所に就労不可ということで連絡がいっていましたから、2013年までは働いていませんでした。
でも、そろそろ働いてもいいですよと言われたので、2014年3月からアルバイトをしていました。
ところが、勤め先のお店が、2016年12月末で閉店になったのです。
働けるようになったのに、いつまでも無職でいる訳にはいきません。
市役所の担当さんにせっつかれるようにして、仕事を探しました。
2017年は、就いた仕事が大変で、不安と緊張に弱い私は頑張りきれずに辞めてしまうということを繰り返したのです。
私ってなんてダメなんだ・・・と、自分を見失っていきました。
負のループぐるぐるです。
そんなつらい思いを相談できる相手は、主治医の先生しかいません。
私は、先生を頼りました。
先生は、真摯に主治医として職務を全うしてくださっています。
「仕事はゆっくり探しましょう。今は心が落ち着くように過ごしましょう」と言ってくださいました。
また、「市役所の担当さんにも、私がそう言っているからと伝えてくれていいから、責任を持つから」と言ってくださり、私はありがたくて泣きそうでした。
その後の診察でも、「ちゃんと伝えられた?」と確認してくださり、「いえ、まだ・・・」と告げると、「これこれ、こうで・・・と伝えていいですからね」と仰り、「これこれ、こうで・・・という部分は、ちゃんと言葉にできる?」と、私が言葉にするのが苦手なことを踏まえて、丁寧にフォローしてくださいました。
おかげで、市役所の担当さんにも急かされることなく、今は職探しを保留したままでいられます。
私は、先生のことを再び好きになりました。
先生は、きっとお仕事だから、患者の私を受け止めてくださっているのでしょう。
それでいいんです。
恋でも陽性転移でもなんでもいい、先生のことを「好き」な想いをそのまま持ち続けていようと思っています。
生きるエネルギーになるのなら、それでいいじゃないと・・・。
そして、諸々のことを受け止めてくださる先生に感謝しています。
愚かですかね~。
それでも、いいんです。
それでは、また♪